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講義テーマ

戦争とその倫理的諸問題

講義概要

本講義は、政治哲学や応用倫理学で議論される戦争倫理学を概説する。戦争倫理学は、戦争や個別の戦闘での人間殺害を正当化したりそれを制約する倫理規則を明らかにする哲学の一分野である。具体的には、英米圏で戦争倫理学の教科書として定評が高いFrowe, H. (2023). The Ethics of War and Peace:an introduction.Routledgeを参照して、現行の戦時国際法の基本情報はおさえつつも、これらを哲学的に再検討する2000年代以降の研究を扱っていく専門的な講義を行う。戦争での殺害行為はどういった場合に認められるのか、非戦闘員の付随被害はどういった場合に認められるのか、国家による自衛戦争はどういった場合に認められるのか。こうした古典的な問題の他、テロリズムやドローン戦争の是非、武器提供を通じた間接介入の是非などの現代的な問題を正確に理解するために必要となる概念とその理論的な操作を説明する。

注意事項

単位取得条件

講義用資料

戦争倫理学2024

履修者向け参考文献

Frowe, H. (2023). The Ethics of War and Peace:an introduction. Routledge(翻訳刊行予定あり)

マイケル・ウォルツァー 『正しい戦争と不正な戦争』風行社(現代正戦論の古典)

眞嶋俊造 (2016)『正しい戦争はあるのか:戦争倫理学入門』大隈書店(網羅的ではないが教科書に近い)

松元雅和 (2013) 『平和主義とは何か :政治哲学で考える戦争と平和』中公新書(倫理学より)

多湖淳 (2020) 『戦争とは何か-国際政治学の挑戦』中公新書(国際政治学に関心あるならオススメ。)

藤原帰一 (2013)「戦争の条件」集英社新書(国際政治学より。エッセイに近い。)

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連絡先

高崎経済大学・フェリス女学院大学非常勤講師 福原正人:[email protected]

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業績一覧

福原 正人