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講義テーマ

国際人権法とその制度運用

講義概要

人権とは、人間が生まれながら有する権利である。この権利は、例えば、国際人権規約、拷問等禁止条約、女性差別撤廃条約、難民条約といった条約を通じて個々の国家を制約している。本講義は、これらの国際条約の総称である国際人権法について概説する。国際人権およびその国際条約は、一見として抽象的であるように思えるが、その実、私たちの生活を根底から支えているものである。そこで本講義では、国際人権法の理念およびその制度運用を踏まえたうえで、性暴力から守られる権利、自己決定権と表現の自由、差別を受けない権利、在留資格がなくても国が守るべき外国人の人権などが問題になる身近な事例を通して、どのような権利が侵害されているのか、そして、この権利侵害を是正するためにどのような国内的な取り組みが必要になるのかについて解説する。

注意事項

• 本講義「国際人権論」は、部分的に、昨年度開講の「グローバル政治論」の内容と少し重なる可能性がある。「グローバル政治論」では、グローバル正義論と呼ばれる哲学よりの内容を概説したが、「国際人権論」は、国際人権法や既存の制度運用を中心に概説するので同じ内容というわけではないが、昨年度「グローバル政治論」を履修した学生は、履修の必要性をよく検討されたい。
• 本年度「グローバル政治論」は、戦争倫理学を概説する。戦争およびそれに関連した倫理的問題に関心がある学生は、そちらを履修されたい。
• 講義レベルは（国際人権法や既存の制度運用を中心に概説するので）そこまで難しく設定しない。むろん、国際政治学、国際法学などの予備知識は必要なく、初学者でも理解できるようかみ砕いて説明するように心がける。

単位取得条件

• 学期末テスト（記述形式2題、持ち込み可）と平常点（リアペ）でS/A/B/C評価に見合った成績を得ること。リアペ提出を出席確認とみなす。
• 学期末テストと平常点のバランスやその加点方法は初回講義で説明する。概ねテスト60%平常点40%くらいのイメージ。
• 講義レベルはそこまで難しく設定しない代わりに、講義内容を適切に理解しているのかを評価する。

講義用資料

国際人権論TCUE2024

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連絡先

高崎経済大学・フェリス女学院大学非常勤講師 福原正人：[email protected]

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業績一覧

福原 正人